メールデータの交換手段は、 Taylor-UUCP です。 双方向同時通信を用いた効率的な通信を実現しています。 IMARSAT-HSD を使用した場合、 片方向 64Kbps、 双方向同時通信で 120Kbps 相当の高速通信を実現します。
船内 LAN にメールサーバを設置する為、 複数の利用者による同時利用が可能です。 また、利用者は、使い慣れたメールクライアントソフトから利用出来ます。
IMARSAT-HSD を使用した場合、 片方向で 64kbps、 双方向同時通信で 120kbps相当の高速通信を実現
Taylor-UUCP のエラーリカバリー機構により、 衛星回線の品質低下にも柔軟に対応
船内だけでなく、陸上側にもメールサーバを設置します。 UUCP セッション中に、 双方で複数のメールメッセージを一つのデータに連結し、圧縮し、転送します。 このため、回線の利用効率が更にアップします。
IMARSAT-HSD を使用した場合、 IMARSAT-B 回線を万一のバックアップ回線として利用出来ます。 また、 N-Star 回線を併用すれば、 IMARSAT 回線の利用が困難な場合にも対応出来ます。

通信に使用した衛星回線の種別、 利用者ごとに交換したメッセージの量(メッセージのサイズ)から、 これらに応じた課金ログを生成します。

このログファイルは、メールサーバ内のツールにより、 Excel で読むことが出来る CSV 形式ファイルに変換することが可能です。 また、課金の対象外とするドメインの登録も可能です。

ウィルス対策もオプションで用意されており、 船内 LAN へのファイアウォールとも成ります。
ダイアルアップ PPP 接続による、 SMTPPOP3 プロトコルによるメールデータの交換では、 衛星回線を使用して通信を行う場合、 衛星回線では避けられない通信遅延が起因し、 通信効率が上がりません。
POP3 によるメールデータ受信は、 利用する全てのユーザにおいて、 受信すべきメールメッセージの有無に関わらず、 問い合わせが発生します。
0.5
衛星を中継し目的地に到達するまで
一回のメール確認で通信速度による遅れを無視しても通信遅延だけで 3 秒。 ユーザが 100人なら 300秒。
UUCP によるメールデータの交換は、 双方向とも複数のメールメッセージを連結し、圧縮して送信します。 転送の必要がある利用者のメッセージだけが効率的に交換されます。
システムで予め設定された時刻になると、 UUCP セッションを開始し、 連結・圧縮されたメールの双方向同時通信を行います。 この効率的な伝送手段によって、衛星回線の利用コストを大幅に削減します。
電子メールメッセージの交換には、 IMARSAT 又は N-Star ;等の衛星回線を用います。 衛星回線は利用コストが高価であるため、 通信部は、通信効率を上げるための工夫が凝らせています。
船上メール利用者は複数の方々を想定しており、 利用者の追加、削除も自由に行えます。 また、 これら利用者の利用度合いに応じた課金システムも内蔵されています。