海洋短波レーダー
新たな視点から見つめる驚くべき海洋の動き

CODAR Ocean Sensors と SENA and VANS が提供する HFレーダーシステムSeaSondeは、この課題に対するSolutionを提供します。

SeaSondeは、広い海域を年間を通して継続的にリアルタイムで観測することができます。 これができるのは、SeaSondeだけです。

SeaSondeは、非常にコンパクトですが、海域に何も設置しない非接触型観測システムで、表層付近の流況のみならず、波浪も観測することができます。

そして、容易に設置できるという大きな利点があるだけでなく、維持管理も容易く運用できます。

台風のような気象擾乱時でも、一切影響されずその機能を十二分に発揮します。

高精度データ

データ処理アルゴリズムなどコダー社保有のパテントにより、SeaSondeは非常に高精度の二次元流況図のみならず、重要な波浪パラメーターも出力できます。

特許済みのアンテナを用い、固有のデータ処理アルゴリズムを駆使することにより、アンテナを中心に360度の全周域をカバーすることができます。 また、特許の一つでもあるパルス型FMCWにより、疑似ファイルの除去や、他のHFシステムでは一般的な風によるアンテナ振動に起因するノイズをも除去します。

広範な適用範囲

SeaSondeは、いわゆるデータを収集するためだけのツールではなく、取得したデータを活用し、各種目的に沿って機能させることが期待出来ます。

例えば、船舶の捜索又は救難作業においては、捜索作業等に従事する船舶に重要な流況情報を提供すのみならず、流況の数値モデルの改善に寄与し、その結果を実際の現場に適用し成果を上げるなど、SeaSondeを適用することにより、計り知れないほどの成果と貢献が期待できます。

システムの特徴

利便性: 海域には何も設置しない、非接触型システム。全てのハードウェアは陸上または海上プラットフォームに設置。特許取得済みのコンパクトアンテナ でのみ可能となります。

信頼性: 全てのハードウェア・ソフトウェアは継続的かつ長期にわたるシステム運用経験を基に、自社で開発したもので、安定的なデータ出力を保証します。 柔軟性: ソフトウェアのパラメーターは、多様な環境・ニーズに対応できるよう柔軟性に富むばかりでなく、スムースなパフォーマンスを保証します。

自動化: データは自動的に、好みの間隔で貴事務所に転送されるのみでなく、必要に応じウェブサイトにも直接送付し一般に公開できます。

遠隔操作: データ・ダウンロード、システム・モニタリング及び診断、さらにパラ  メーター変更等、全て現地に行くことなく遠隔操作が可能です。

 

機材寸法
送信アンテナ高               11 – 14MHz: 4.8m, 送・受信一体型アンテナ: 9m
送信アンテナポスト          4m                
受信アンテナ                  (マスト、ドーム型ループスティックアンテナ及び垂直エレメント)   約 7m
受信機シャーシ:             13cm(高さ)  x  49cm(縦)  x  53cm(横),    重量  14kg
送信機シャーシ:             13cm(高さ)  x  49cm(縦)  x  53cm(横),    重量  15kg
レーダー間最小距離        レーダー最大到達距離の 40 – 60% の距離


必要電力                  120VAC又は 220VAC, 50 – 60Hz
合計必要電力は、必要な周辺機器にもよるが、350~500ワット。
直流 24ボルトでの運用システムもあります。


レーダー出力:        ピーク時   80W, 平均:   40W